データ殺し

の重賞 マーメイドステークス レース自体は15回を数えて そこそこデータも取れるはずなのですが
このレース2006年に別定戦からハンデ戦へと条件が変更・・一応解説
別定戦とはいくつか種類があるものの基本的には下限重量(たとえば最低重量54キロならそれ以下の重量で走ることは出来ない)
から本賞金によって重量が加算されていき 近年の傾向でいわゆる酷量(牝馬限定戦などは57キロを超えると出走を控える傾向があります)
の馬は出走してこないので 結果として一番軽い馬から一番重い馬までの重量差が3キロ程度で収まる場合が多く その結果重量が重い馬(賞金をより稼いでいる馬=強い馬)
が勝ち負けするというのが基本的な考えとなります(現実はそこまで簡単ではありませんが・・)
一方ハンデ戦とはJRAのハンデキャッパーが"どの馬にも勝てる可能性が発生するように重量で強さを調整する"
ですから結果として強い馬と思われている馬には重量を多く背負わされますし 勝つ可能性が低いと思われている馬は軽い重量で走らせるので
重量の上下差が別定戦より多くなりがちです(これも現実にはハンデを背負わされそうな有力馬が回避したりするので極端な差が出ることが頻繁に起こるわけではありません)
本題に戻ります 今回のマーメイドステークス
別定時代ははっきりした特長がありました それは
実力馬が復活の狼煙を上げるレース というものでした
2005年までの主な勝ち馬には
エアグルーヴ      オークス
エリモエクセル     オークス
フサイチエアデール   エリザベス女王杯2着
ヤマカツスズラン    阪神3歳牝馬ステークス馬(現阪神ジュブナイルフィリーズ)
ローズバド       オークス2着
アドマイヤグルーヴ   エリザベス女王杯
ダイワエルシエーロ   オークス
とまあ牝馬限定GⅠ馬や2着馬がほとんどの年で勝っている いわば分かりやすいレースだったのですが・・
2006年からハンデ戦になってからは・・
2006年 ソリッドプラチナム
2007年 ディアチャンス
2008年 トーホウシャイン
2009年 コスモプラチナ
データ的には2006年は京都開催なので本来はデータの範疇外なのですが この前4年の勝ち馬
見事に全頭勝った重賞は"マーメイドステークス"のみ そう他の重賞など全く勝っていない馬だらけなのです
実質3年間のデータなので正直 信頼度はまだ低いのですが 仮にこのデータを信頼するとしたら 今年の出走馬の内
1枠 1番 マイネレーツェル
2枠 2番 レジネッタ
4枠 8番 ブラボーデイジー
5枠10番 リトルアマポーラ
6枠11番 チェレブリタ
6枠12番 ムードインディゴ
7枠13番 セラフィックロンプ
7枠14番 ニシノブルームーン
8枠15番 サンレイジャスパー
8枠16番 ヒカルアマランサス
以上10頭に本命マークをつける必要がなくなります
ただし この全頭は決して消していい馬ではありません 後でこの中から残す(相手に入れる)馬をセレクトします
では残った馬の中で本命をつけるとしたら・・・たった4年(実質3年)のデータですから何度も言いますけど 参考度は低いです
ただ この中で少しだけ信用できる共通点がありました それは
過去1年以内に1800〜2000の芝右回り牡馬牝馬混合戦で勝利している という共通点です
この条件に重なる馬を 残り6頭からピックアップしてみると
2枠4番 アースシンボル
3枠5番 コロンバスサークル
4枠7番 マイネトゥインクル
この3頭が頭候補として残りました ちなみに今回のレースは荒れると確信してますので 買い目は多くなることをご了承ください、
そして相手ですが 前4年(3年)のマーメイドステークスで一点だけ気になる点があります
それは ハンデ戦になってからいわゆる実力馬(GⅠ勝ちあるいは2着馬)が実は2頭しか参戦していない 
ちなみにその内の1頭 リトルアマポーラは3着になってます そしてもう1頭の馬 ベッラレイアについては・・
別定時代に勝ったGⅠ2着馬とは 少し違いがあります ベッラレイアがGⅠ連対経験一回(オークス2着)に対して
まず2000年勝ち馬 フサイチエアデールは 1999年桜花賞 エリザベス女王杯 2000年エリザベス女王杯 と3回の2着実績があり
そして2003年勝ち馬 ローズバドは 2001年オークス 秋華賞 エリザベス女王杯 とこれまた3回の2着実績があるのです
この2頭の勝ち馬とベッラレイアを比べると一枚落ちてしまうのは否めません
ですから 実質ここ4年で出走した実力馬は2009年のリトルアマポーラのみそしてそこで3着に来ている事実を考えると
・・ここ数年はただ実力馬が出走していなかっただけじゃないか と考えることも可能なのではないでしょうか
ここで最初に除外した10頭をよくみると・・いますね今年は実力馬が・・
2枠 2番 レジネッタ 桜花賞
5枠10番 リトルアマポーラ エリザベス女王杯
それに まだ実力開花の可能性が否定しきれない
8枠16番 ヒカルアマランサス ヴィクトリアマイル2着
そして最後に 過去のマーメイドステークスの実績と天気次第で出番がありそうな
4枠 8番 ブラボーデイジー
8枠15番 サンレイジャスパー
最初の本命候補の3頭から
以上5頭にそれぞれ流す 計15点 
これを今年のマーメイドステークスの予想にします 名付けて"過去4年+前15年融合データ馬券"
一応ワイドでもすべて15倍以上つくので 当たってマイナスにはならないと思います。
PS 分かりやすさの為に"重量"という言い方をさせてもらいましたが本来の競馬用語では 馬が背負う重量のことを"斤量"と言います