切れるわけない

明日はマイル女王決定戦
ヴィクトリアマイルが行われます
元々古馬牝馬の路線が牡馬混合か秋のエリザベス女王杯しかない時代
特に春に古馬牝馬が走る路線がないために創設された経緯をもつこの競争
しかし皮肉なもので創設されてすぐ天皇賞(秋)ダンスインザムードが2着になり
2007年にはウォッカ牝馬ながらダービー制覇
そしてその年の暮れにはダイワスカーレット有馬記念2着
さらに次の年はウォッカ安田記念天皇賞(秋)ダイワスカーレット有馬記念を勝ち
さらにさらに次の年にはウォッカ安田記念ジャパンカップを勝ちさらにブエナビスタ有馬記念2着
そして去年はブエナビスタ天皇賞(秋)勝ちと宝塚記念ジャパンカップさらに有馬記念を2着と
いわゆる歴史的牝馬が立て続けに出現した近年の影響で
個人的にはウォッカブエナビスタクラスが勝ったらまあ当たり前
そしてそれ以外の馬が勝っても勲章というより
G1半分ぐらいの価値しかないのではと思わせてしまう
真にポジションがかわいそうなレースになってしまいました
ちなみに2000年以前の古馬中長距離路線の牝馬による連対例って
宝塚記念
1993年2着 イクノディクタス
コレ以前は少なくとも1979年までは連対例はありません
天皇賞(秋)
1997年1着 エアグルーヴ
1983年2着 カミノスミレ
1980年1着 プリティキャスト
コレ以前だと1971年のトウメイぐらいでしょうか?
ちなみに1983年のカミノスミレの時代はまだ距離が3200メートルでした
ジャパンカップ
1998年2着 エアグルーヴ
1997年2着 エアグルーヴ
1996年2着 ファビラスラフィン
1995年2着 ヒシアマゾン
1991年2着 マジックナイト
1990年2着 オード
1989年1着 ホーリックス
1983年1着 スタネーラ
1982年2着 オールアロング
1981年1着 メアジードーツ
ジャパンカップは比較的牝馬が頑張ってますが・・・
この中で日本調教馬(日本馬)は
エアグルーヴ ヒシアマゾン ファビラスラフィンの3頭のみです
そして
有馬記念
1994年2着 ヒシアマゾン
1978年2着 インターグロリア
コレ以前ですと1971年のトウメイや1960年のスターロッチなどがいますが
殆ど連対例はありません
一時期の有馬記念牝馬=消しとさえ言われてましたが・・
それが2000年以降は・・・
ウォッカ ダイワスカーレット ブエナビスタは言うに及ばず
ダンインザムード ヘヴンリーロマンス スイープトウショウなどが
混合古馬中長距離G1を連対しているという有様
正に近年は女の時代が続いてるわけですね
閑話休題
今回のヴィクトリアマイルにはそのスーパー牝馬の1頭ブエナビスタ
去年の3冠牝馬アパパネが出走します
例えばスキがあるとすればアパパネの方なのかもしれません
何故なら混合G1に出走歴がないから・・
ただしその材料は"混合G1"なら通用する理論なのですが
牝馬限定G1であるヴィクトリアマイルには通用しません
そしてアパパネの一番恐ろしいところは
"狙ったタイトルは必ず取る"
前年3着に負けたエリザベス女王杯秋華賞の余勢をかっただけなので実質的には無敗なのです
そして当然東京競馬場の連対率100パーセントのブエナビスタを消す材料も全くありません
つまり今回の馬券のポイントは
"2頭を消さずにそれなりの馬券を狙う"
になります
つまり馬券の種類的にはワイドか3連単
3着に来る可能性がある2頭以外の馬を探す作業になります
そこで導き出されるのは2頭
出走馬中唯一の前走勝ち馬である
2枠4番 レディアルバローザ

ブエナビスタアパパネが中団に待機する可能性が高いので
恐らく逃げるであろう
8枠17番 ブラボーデイジー
この2頭それぞれから
ブエナビスタアパパネを加えた
3連単のボックスとワイドで今回は勝負します
では本日はコレにて失礼。