週末は自宅で

基本的に週末はウチのデスクを起動しているので
更新も自宅で出来ます
何故かというとパソコンで録画してる番組が週末しかないので(テレビは持ってません)
普段デスク様は休んでもらってるのです
あんまり長時間稼動すると
タダでさえ寿命が見えてるデスク様が死んでしまうと大変だし・・
なんとか来年の7月の地デジ化まで
デスク様がんばってください
と前置きはここまでで
明日は最強牝馬決定戦
エリザベス女王杯です
海外からG1勝ち馬2頭も参戦する豪華なメンツになりました
しかし注目はやはり3冠牝馬アパパネになります
2歳時の阪神ジェブナイルフィリーズ勝ちを含めて現在4冠馬
もし明日勝てば牝馬限定G1のみとはいえ
史上最速での5冠達成となります
ちなみに今までの最速5冠馬は
ナリタブライアンですね
勝ち順は3歳(現2歳)時の朝日杯3歳ステークス
そして3冠
最後にその年の有馬記念勝ちで5冠達成!
極論 2歳からG1を取る早熟性と
3冠をすべて勝ち抜けるタフさ 
さらに古馬との初対戦で勝利できる底力
これらの要素が揃わないとまず達成は無理でしょう
ちなみに近年の最強クラスと呼ばれた馬達で
クラシックを2冠以上取り
なおかつ古馬との初対戦がG1 さらにそこで勝利を上げた馬は
実はダイワスカーレットしかいなかったりします
(降着がなければカワカミプリンセスも入るのですが・・)
ディープインパクトは3歳の有馬記念で2着に破れ
ダービーを勝った勢いで望んだ
ウォッカ(2冠は取ってませんが牝馬のダービー馬は2冠分の価値があると思います)やネオユニヴァース宝塚記念古馬の壁に立ちふさがれ
3歳クラシックで激戦を繰り広げた馬たちにとって
初の古馬との対戦は決して楽な戦いではないのです
そこでまずアパパネについて考えることにします
近年古馬の壁所か性別の壁すら最終的に越えてしまう牝馬
ここで2000年以降の主な名牝を上げてみましょう
条件は二つ
1.G1 3勝以上馬
2.クラシック2勝以上か2歳G1+クラシック1勝馬
この2点に当てはまる馬は
テイエムオーシャン 桜花賞 秋華賞 阪神3歳牝馬ステークス 
スティルインラブ  牝馬3冠馬
ダイワスカーレット 桜花賞 秋華賞 エリザベス女王杯 有馬記念
ウォッカ      阪神ジェブナイルフィリーズ 日本ダービー 安田記念2勝 ヴィクトリアマイル 天皇賞(秋) ジャパンカツプ
ブエナビスタ    阪神ジェブナイルフィリーズ 桜花賞 オークス ヴィクトリアマイル 天皇賞(秋)
そしてアパパネの現在の戦績は・・
阪神ジェブナイルフィリーズ 牝馬3冠馬
決して上に挙げた名牝達にも劣ってない所か
この時点での成績に限っては一番最上位と言ってしまってもよいのではないでしようか(ウォッカは超例外です)
そして今挙げた名牝達で3歳時でエリザベス女王杯に出走した馬が何頭かいます

1.テイエムオーシャン エリザベス女王杯5着(古馬初対戦)
2.スティルインラブ  エリザベス女王杯2着(古馬初対戦しかし1着も3歳馬) 
3.ダイワスカーレット エリザベス女王杯1着(古馬初対戦)
4.ブエナビスタ    エリザベス女王杯3着(古馬対戦歴あり)

この中で今年の参考になりそうなのは
1と2ではないかと思っています
何故ならアパパネ自信は決してオークスのような長い距離が得意な馬ではないこと
この条件がテイエムオーシャンの距離適正に近いものがあり(テイエムオーシャンはその距離適正の為にオークスは3着)
当然同じ3冠牝馬であるスティルインラブは言うまでも無く参考にしなければなりません
特にチューリップ賞ローズステークスなどのトライアルで取りこぼし本番できっちり勝ついう
戦績からも私は近いものを感じます
それでは5着に敗れたテイエムオーシャンと2着は確保したスティルインラブ
この違いはどこで発生したのか
当時のレースを比較してみましょう
まず2001年のエリザベス女王杯
ここでテイエムオーシャンは1番人気に支持されましたが5着に敗れました
勝ったのはトゥザヴィクトリー クラシックこそオークスの2着が最高着順となってますが
デビュー当時からその素質は高く評価されていて
特に2001年のドバイワールドカップでは2着に入るなど
牡馬相手にも良績を残した名牝です
そして2着のローズバド4着のレディパステルはともにオークステイエムオーシャンに先着した同世代馬
つまり2000メートルまではこの2頭よりもテイエムオーシャンが勝っているのですが
長距離の守備範囲に入る2200のエリザベス女王杯ではローズバドレディパステルが力を発揮できたと
結論付けることが出来ます
ちなみにこの年のエリザベス女王杯は名レースと名高いレースですね(このときの私の本命は3着のティコティコタックでした)
次に2003年のエリザベス女王杯
ここでスティルインラブは1番人気に支持されましたが2着に敗れています
勝ったのは同世代馬のアドマイアグルーヴそして3着に10番人気の海外馬タイガーテイルが入ってます
この年の特徴はまず出走メンバーのレベル
名レースと名高い2001年に比べてるとはっきりわかります
まず調子のいい古馬牝馬が皆無
なにせ2001年クラシック世代のローズバドレディパステル古馬牝馬の筆頭格
(ちなみにこの2頭は牝馬限定戦以外でG2以上の勝ち鞍はありません)
間の4歳世代が完全に全盛期を過ぎたスマイルトゥモロー(オークス馬)ぐらいしか居ないのが
レベルの低さを物語っています
まあこの世代はオークスまで史上最弱の牝馬世代といっていいほど低調な世代なので仕方が無いのかもしれませんね
そして無敗で秋華賞 エリザベス女王杯を勝った世代トップのファインモーション牝馬限定戦など目もくれず
この年のマイルチャンピオンシップで2着に入ってます
この年のエリザベス女王杯ははっきり言って古馬の壁は無いに等しい年ではなかったのでしょうか
ちなみにスティルインラブとアドマイアグルーヴ
ここまで一緒に出走したレースで一番人気に支持された方が負けるという面白い関係でした
つまりスティルインラブ
3冠戦で一度も一番人気にならなった馬なんですね
この2つのレースデータを
今年と比較してみますと
まず出走馬
3歳馬は数こそ少ないですが3冠馬オークス馬それと秋華賞2着馬・・十分な戦力ですね
次に上の世代
一見2003年と同じぐらい層が薄いように見えますが
1頭だけ別格と言っていい馬が参戦しています
それはメイショウベルーガ
今年京都2400の混合G2を2勝しかも前走は菊花賞馬のオウケンブルースリを破っているのはかなりのポイントですね
ちなみに去年の大荒れだったエリザベス女王杯の2着テイエムプリキュアも同じ年の京都2400G2日経新春杯を勝ってますね
最後に海外馬
おそらくメンバー的にはかなり強力な2頭と言えるでしょう
スノーフェアリーは今年の英・愛オークスの覇者つまり欧州最強3歳牝馬の一頭ですし
アーヴェイの方も前走地元アメリカで日本のレッドディザイアに勝っての参戦ですから
2頭とも日本の高速馬場に適応できればかなりいい結果が出るのではないのでしょうか
ここからはこの出走メンバーの中で
切り易い日本古馬牝馬から
データ上来た事がない馬を切っていきます
まず
長距離戦績が悪い休養明けの馬
2枠 3番 レジネッタ
5枠10番 ヒカルアマランサス
次に今年に入って重賞連対がない今回乗り代わりの馬(G1馬は除く)
1枠 1番 コロンバスサークル
7枠15番 ムードインディゴ
8枠18番 シングライクバード
次に7歳以上馬(G1馬は除く)
7枠13番 サンレイジャスパー 
そして6枠11番プロヴィナージュが出走を取り消しましたので
古馬牝馬で残ったのは
1枠 2番 セラフィックロンプ
2枠 4番 テイエムプリキュア
4枠 8番 ブライティアパルス
5枠 9番 メイショウベルーガ
7枠14番 アースシンボル
8枠17番 リトルアマポーラ
これに3歳牝馬
3枠 5番 アパパネ
4枠 7番 サンテミリオン
6枠12番 アニメイトバイオ
最後に海外馬
3枠 6番 スノーフェアリー
8枠16番 アーヴェイ
以上11頭が消せない馬だと思います(頭数が多いのは去年のデータのせいです)
そして最大の問題
アパパネ
連対するのか
2001年と2003年の傾向を合わせると
私は連対しないと思います
よくて3着までだと
ポイントはやはりオークス
勝ったとはいえ同着
その出来事自体を何か言うつもりはありません
アパパネのすばらしい勝負根性とサンテミリオンのベスト条件がマッチアップした名レースだと思ってます
しかし秋華賞の勝ち方と比べるとアパパネ自体は薄氷を踏む勝ち方だったのではないのでしょうか
ただ2001年のテイエムオーシャンよりは成績がよく
2003年のスティルインラブのときよりも古馬の層が厚いと考えと
よくて3着か4着に敗れるのではないか
というのが私の今回のアパパネの評価です
そこで今回の本命は
2頭
メイシヨウベルーガ
セラフィックロンプ
この二頭から
馬連は残った古馬牝馬と海外馬それに
サンテミリオンアニメイトバイオ
ワイドは+アパパネ(ただし点数が増えるため今回はワイドは買わないかもしれません)
ここまでセラフィックロンプに触れてないのに本命に抜擢した理由は
1.先行馬 去年のアレがある限り今後先行馬で粘りそうな馬(前走2番手から2着に粘りきった)は外せなくなった為
2.この秋二戦目 牝馬の全力で走れる回数は牡馬のそれよりも少ない 
  よって出走馬全頭で前走成績がいいこの秋エリザベス女王杯が2戦目となるこの馬が一番調子のいい臨戦過程を経てきている為
この二点が主な理由になります
長々と書きましたが
以上をもって今回の結論と致します
では本日はコレにて失礼。