週間私的武具マニアックス 第20回 祖龍破鎚【砕】

今週も始まりました週間私的武具マニアックス
早いもので今回で20回を数えるこの企画
節目になる今回のテーマは・・

祖龍破鎚【砕】ええ10回目の暁と並ぶルーツ武器です
攻撃力 1144 会心 0 龍属性 580 防御力+30 スロット 0
デフォで青ゲージを持ち切れ味+で白ゲージ発生
生産の流れは



ミラバスター     →黒龍の角×2 黒龍の甲殻×6 戦友の絆×10 戦友の証×5

ミラアンセスバスター →祖龍の角×5 黒龍の魔眼×2 炎龍の宝玉×1

祖龍破鎚【砕】    →祖龍の角×7 祖龍の翼膜×5 虹色鉱石×6


いわゆる"ミラ系"武具全般に言える事ですが
素材で苦労するのはむしろ"ミラ系"素材以外の素材のが苦労しがちです
何故なら"ミラ系"の素材はその敵自体の難易度のせいか(当然"ミラ系"のクエに行ける様になるHR前提です)
いわゆる"レア素材"というものは存在せず全ての素材が部位破壊により100%近い確率で手に入るようになってます
当時私はこの武器の存在はかなり昔から知っており
その威力も龍属性ハンマーとしては最高峰の威力を誇っていたので
身内に頼み込んでHR91直後から"祖龍"へと連れてって貰い
即効で生産していました
当時のハンマー使いにとってこの武器は"カイデンハンマー"と並ぶ垂涎の品であり
その生産難易度の高さ=ネオジムメモの取得難易度の高さにより
"カイデンハンマー"の製作を断念していた私にとって念願の"強い"ハンマーをやっと手にする事が出来た瞬間でもありました
"カイデンハンマー"の詳しいいきさつについては以下の記事で既に書いてますのでリンクにてご勘弁を
皆伝 - MHFヘタレ狩人日記
属性はもちろんの事当時攻撃力1100を超えるハンマーがほとんどなかった時代でもありましたので
(SPハンマーを除く)龍属性が効く効かない関係なくハンマーを担ぐときはほぼ祖龍破鎚【砕】を使っていたほどでした
その蜜月の時はかなり長く剛クエに少しずつ行くようになっても使っていたほどでした
そんな私に試練が訪れたのは生産した年の春正確には2009年4月のシーズン5.0から実装された
"剛テオ"の存在でした
元々上位などのテオにソロハンマーで挑み特に苦労する事も無くなっていた私は剛種となってもその強さにそこまでの違いはないと
完全に舐めていました
しかし身内の誘いで軽い気分でクエへと出発した私を待ち受けていたのは・・・
地獄
気がつくとたったの3分ちょいで私が3落ち いわゆる"ハットトリック"を喰らっていました
その時から私の中で何かが変わり始めました
まずは"何故"からのスタート
"何故"攻撃できないのか?
"何故"攻撃を喰らうのか?
"何故"死ぬのか?
そこで出た私の結論は・・・
祖龍破鎚【砕】に頼りすぎていたのではないか?
そう私の実力に相応しくない強すぎるハンマー
その時の私にそんな強い武器を使う資格はあるのか?
数日間の自問自答の果てに出た答えは・・・
祖龍破鎚【砕】を使うに相応しい狩人になる為の修行
その時に掲げた目標は
"剛テオ"ソロ討伐
まずは下位テオから修行のしなおし
ただし祖龍破鎚【砕】を使うのではなく
使用するハンマーはドラゴンブレイカーそして防具は・・・
頭に透眼SPをつけ残りの部位は裸
そこで得た知識と経験を糧に次に同じ装備と武器で41テオ相手に練習
そして次に71テオと少しずつステップアップをしていき
次に防具の作成
必要なスキルは風圧無効と防御力
思えばある1種類の敵を倒すだけに防具を製作したのも初めての事でした
そして完成した防具と祖龍破鎚【砕】を再び担ぎ
私が1人剛テオへと向かったのは
最初にハットトリックかましてから約1ヶ月後の事
その間に"ある剛ハンマー"が実装されていましたが
その武器を生産して"剛テオ"倒す事に当時は価値を感じていませんでした
何故ならその武器は明らかに祖龍破鎚【砕】を上回る性能であった為
その武器で"剛テオ"を倒す事は私にとってただの"武器力"で倒すだけの事
つまり祖龍破鎚【砕】の武器力に頼っていた以前の私となんら変わる事がないからなのです
私自身が味わった屈辱を晴らす方法は
決して武器力で晴らせる類のものではない
そんな今考えると尋常とは思えない決意を胸に秘め
当時の私は"剛テオ"の前に立っていました
現在でも"ガチ"で戦うには強敵と言われている"剛テオ"
しかし私のホンの少しのプライドと今現在までで1番の決意を持って
戦いを繰り広げました
5分経過
10分経過 一定ダメージ到達
15分経過 足を引きずりテオが巣へと帰り
20分経過 そのときが訪れました
エスト達成
私の始めてのソロ剛クエクリアはこうして達成されたのです





その後の私はMHFの進化の波に流されない為
そして生来のコレクター気質も手伝い
次々と色んな武具を生産していきました
その中でよく頭を掠める事があります
それは
「この武器は私には良過ぎる物ではないだろうか?」
ある意味での最良を求めるあまりそれを扱う腕が不足してはないのだろうか?
正直"ハンマー"以外の武器種に関して私は未だに
"武器力"に頼ってると思ってます
それを補おうと毎日切磋琢磨しているつもりではありますが
やはり進化の波の速さに置いていかれているというのが実感としてあります
ただし
"ハンマー"だけはそうならない為に今も精進すべくテーマを持って過ごしているつもりです
そしてMHFはそのテーマには事欠かないように新コンテンツが続々と増えていってます
例えば"剛テオ"に対してその後バルカンバスターでソロ討伐を成功し
火事場ガチでも討伐を成し遂げる事も出来
そして近年最も力を入れていた目標
"HC剛テオソロ"も
まずはSR600になった時に"ある剛ハンマー"こと"ネブララビス"で討伐成功し
その後防御力補正がなくなった最近
祖龍破鎚【砕】を使っての討伐も成功する事が出来ました
ある意味で私はストイックな考えでゲームをやっているのかもしれません
ただ私の根底にある考えはただ1つ
"そのハンマーに相応しい狩人になりたい"
その思いを持ちながら私は今日もハンマーを担いでいます






"祖龍破鎚【砕】"よ
君にとって今の私は少しは相応しい狩人だと思ってくれているのかい?
もしも君が私の事を認めてくれて
"相棒"
だと思ってくれているのなら
その思いを胸にこれからも私は君達を使い続けるよ




週間私的武具マニアックス 第20回 祖龍破鎚【砕】  完