フィクションだからね

仕事が辛いのは当たり前
例えばトータルの拘束時間が13時間を遥かに超えていようが
それを理解して職に励むのだから
こんな理由を言い訳に辞めるはずもない
やはり一番厳しいのがわが身に感じる
老い
以前なら出来たことが着実に出来なくなっていく
しかも自身の理由や問題もあるにせよ
結果として数年単位でまともな職にありつけなかった事が
その老いに拍車を掛けていた
辛い
考えがうまく回らないのが辛い
思い通りに身動き出来ないのが辛い
そして解っている事であるはずなのに
焦っては失敗を繰り返す
私には既に生きる価値など無くなっているのではないかと
自問自答を繰り返す
役にたたない人間に価値などあるのか?
とすら思ってた私自身が
現在その境遇に立たされる事になるとは
因果応報
そんな余計なことを考えているとやはり失敗を起す
言われた事は理解しているのに
その言われたとおりに行動できない自分に腹が立ち
気がつくと職場内にも関わらず大声で叫んでしまった
驚きの目で我が身を見る視線に気づき
やってしまった事の愚かさに気づき
更に辛い思いを重ねる
ヘルメットと防塵マスクに未を包む仕事でよかった
悔しいやら情けないやら様々な感情に包まれ
気がつくと目に涙が溜っていた
自分の感情の起伏に自身が巻き込まれないように
必死でこらえ
何とかその日も仕事を終える
半人前の仕事すら出来ない私に給料を貰う価値すらないのではないかと思いながら






帰り
彼女とのメールのやり取りで会いたい思いが身を貫く
しかし当分仕事優先にしようと二人で今後の生き方を含めて
相談した結果の現在の状況であるゆえに
会うことは出来ない
電車の心地よい揺れに身を委ねていると
気が付けば目的地にたどり着いていた
あわてて電車を飛び降り
朝は降ってなかった雨が傘を持たない我が身を包み込む
ふと空を見上げる
雨が目に染み込んで来た
ずぶ濡れになりながら
「今なら泣いてても誰にも解らないだろうな」
と思ったとき耳元から
hideの"HURRY GO ROUND"が流れ
私の視界はその視線の先を失った。




















だからフィクションだってばよ
インしてないからネタがないんだってばよ
なので久々の"雑記"ネタでしたとさ
では本日はコレにて失礼。