MHF週間私的武具マニアックス 第39回 幻雷笛【天鼓】

こんばんわ
今回のお題は初めて"使えない"と解ってて作った武器です

幻雷笛【天鼓】

通称"テンコ"ちゃん
攻撃力 1196 雷属性 450 会心 0% スロット 1
旋律は

切れ味はデフォで白ゲージを持ち切れ味+で紫ゲージ発生
現在でも雷属性の笛としては最高峰の火力を誇ります
生産の手順は




伝説の職人のみ生産可能
幻雷笛【雷鼓】→幻獣討伐の証×10 古龍種の剛角×4 古龍種の上皮×7 キリンの雷尾×7

幻雷笛【天鼓】→幻獣討伐の証×20 古龍種の特上皮×5 古龍種の上毛×8



生産難易度的には討伐の証に関しては剛キリン散弾柱ハメがある"塔キリン"なら容易に集めることが出来ますし
他の方法でも例えば"睡眠大剣起こし"など("タメ3"でもスキルと武器次第で4回ほど起こせば倒せます)ラグミス以外の要因で苦戦することはないでしょう
証以外の素材に関しては"キリンの雷尾"は下位素材 古龍種汎用素材の"皮"と"毛"は討伐の証の対象である"剛キリン"で取得出来
唯一剛キリンから得ることが出来ない"古龍種の剛角"も実装当初は中々手に入らない素材の1つでしたが
一時的に"あること"があった為その価値は暴落し"あること"が出来なくなって以降基本的には"剛古龍種の頭部破壊報酬"で取得出来ます
※あること→実は実装されたばかりの"剛ナズチ"はその体から汎用素材の"爪"と"角"を剥ぎ取ることが出来ました(現在は"爪"と"鱗")
その為にネブララピス欲しさに連戦していた私のような人達はそれ以降"角"が足りないと言う事が殆どなくなりました
ちなみに"剛ラオ"も実装当初と現在では剥ぎ取りで"尾"の出る確率が変更されています

結果として最近実装されている"新ストッパー素材"ありきの剛武器などと比べるまでもなく
生産難易度は低い部類に入る1つと言っていいでしょう
ただし難易度が低いだけで作る意味は正直殆ど無いというのも事実ですが・・・・





武器種としての笛の価値はまず"旋律"で決まると言っても過言ではありません
特に重要なのは"攻撃力大"(赤色)旋律です
例えば攻撃力1200で赤旋律がない笛と攻撃力988で赤旋律を持つ笛
どちらが好まれるか?と言われれば答えは簡単
988で赤旋律と笛使いの人は答えるでしょう
もしもMHFに攻撃力3000を超える笛が実装されダメージカンストが無ければその限りではないかもしれませんが
赤旋律による攻撃力強化は自分を含めたそのエリアに居る狩人全てに重ね掛け時攻撃力1.3倍という効果を生み出し
実質パーティメンバーが1人増えるぐらいの恩恵をもたらします
つまり笛と言う武器種に期待されていることはこの効果がほぼ全てと言っても過言ではないのです
当然運営もこの効果を知っていますので剛笛で攻撃力1300という現在の上限数値の笛に"赤旋律"を持つ笛は存在していません
(現在この数値で赤旋律を持つ笛はHC武器とアルゲンシリーズのみです)
このように旋律だけでその優越が完全に決まってしまう笛という武器種
"幻雷笛【天鼓】"が持つ旋律は前述のように・・
紫・青・黄
一般的に"強走旋律"と言われる旋律です
元々スタミナ減少無効旋律を持つこの笛は
実装当初は攻撃旋律笛には劣るものの"ある役目"だけの為にそれほど悪いものというわけでもありませんでした
それは双剣がスタミナ無効で無限鬼人化が可能な時代
当然攻撃強走笛(紫・青・赤)が無い場合双剣の火力が強ければ(攻撃強化する必要の無い相手)という条件下のみ使うことが可能でした
私が生産した時期もまだ無限鬼人化が出来た時代でした
(だから作ったという訳ではありませんが)
そしてその後双剣が鬼人化時強走効果無効に弱体化された時その微かな役目もなくなりました





そんな使い道が最初から殆どないと解っていた"幻雷笛【天鼓】"
生産した理由は2つ 証が余っていたこと(弓以外のキリン剛武器を生産していなかった為)
そして見た目が好みだったというのが理由でした
そう本当に最初から"狩り"に使うつもりは毛頭なかったというのが本音です
なので生産だけはしたもののさすがに強化に20枚使うのは勿体無いと思い(その後欲しいキリン剛武器が実装されるかもと思いましたので)
当然クエに担ぐこともなく未強化でしばらく放置していました
その後しばらく経って特に深く考えず確か火山に採取に行こうと思い
「走るのめんどくさいから強走笛でも担いで行こうかな〜」
と何課いい笛ないかと物色していた所目に入ったのが未強化で放置しておいた"幻雷笛【雷鼓】"でした
そしてクエを始めベースで旋律を吹いたとき・・
なにやら楽しげな歌声が聴こえて来たのです
「え・・何これ?」

と私は驚きましたこんな使い道のない笛に・・こんな最高の音色が隠されていたとは!
エストを終えた私はある決断をしました そうこの笛完成させようと
そしてこの笛の音色の素晴らしさを皆に伝えなければと思ったのです
ただしその頃には証は少し足りませんでした(セカンドに太刀を生産してた為)ので
ちょうど配信されていた剛"塔キリン"の散弾柱ハメ募集に乗り一気に完成させたのです
そして私は出来上がった"幻雷笛【天鼓】"を手に身内で適当なクエに行くときこの笛を担ぎ
この素晴らしい音色を身内に布教していました
幸いにも当時身内でこの笛を所有していた人は皆無で皆素晴らしい音色に満足してもらったと自負しています
笛の価値は何も旋律だけではないとこの時に私は幻雷笛【天鼓】によって教えてもらったのです





その後新たな面白い音色を求めて
"明らかに使えない"=持ってる人が少ない笛を幾つか作成しました(剛笛も含めて)
しかし幻雷笛【天鼓】を超える音色を持つ笛は中々存在せず
唯一剛ラオ笛である巨龍笛"【須弥山】"が違うアプローチで私を喜ばせてくれた程度でした
それでも私は今も"幻雷笛【天鼓】"がもたらしてくれた
"音色を楽しむ"為に"明らかに使えない"笛を少しずつではありますが
生産し続けているのです。




MHF週間私的武具マニアックス 第39回 幻雷笛【天鼓】  完