3歳VS古馬PART-1

明日は新潟で福島記念が行われますが
やはりメインは京都のマイルチャンピオンシップG1
今年の特徴は例年に比べて3歳の実力馬が3頭も出走していることでしょうか?
ただしだからと言って古馬陣が手薄かと言われればそうではありませんね
去年の勝ち馬エーシンフォワードはもちろんの事
前走で去年の事故から見事な復活を遂げたエイシンアポロン
前走のスワンステークスで本格化なったかと思える鮮やかな勝利を挙げたリディル
更に3年連続出走になるサプレザと今年の実績ではそのサプレザを上回る
イモータルヴァースと2頭の有力海外馬も参戦しており
例年に比べて明らかにレベルの高い混戦と言えるでしょう
さらに現在の天候の影響が本番にどう直結するか?
これら沢山の複雑な要素が絡み合う事で
予想もかなり困難と言えるでしょうね
ですので今回はまずデータ的に消せる馬をセレクトしていきます
まず
2000年以降の連対馬に目を向けると・・
このレース4歳以上が圧倒的に有利という事がわかります
そこで"こない"タイプの3歳馬をまず消していきましょう
と言う訳で2000年以降で連対した3歳馬を挙げると
2004年2着 ダンスインザムード
2000年1着 アグネスデジタル
2000年2着 ダイタクリーヴァ
この3頭が連対しています
この馬達の共通項を探ってみると・・・
1.春のクラシック戦線か3歳ダート戦線で実績がある(2004年のダンスインザムード桜花賞馬)
2.3頭とも秋に古馬と戦って上位入選実績あり
この2点が重なってきます
つまり今年の3歳馬にこの条件を照らし合わせると・・・
4枠 7番 イモータルヴァース 海外馬ですが夏の欧州古馬混合マイルG1ジャック・ル・マロワ賞勝ち→○
4枠 8番 リアルインパクト  春の安田記念勝ちで有資格者&秋でも休養明けの毎日王冠2着によって古馬と戦える事を改めて証明済み→○
5枠 9番 マルセリーナ    今年の桜花賞馬ではあるものの古馬とは未対戦→△
6枠11番 グランプリボス   春の実績馬ながら秋のスワンステークスでは惨敗なので→×
8枠18番 キョウワジャンヌ  春は条件馬でクラシックなどの重賞戦線実績はなし また秋は秋華賞路線を走っていたので"重賞"で古馬とは未対戦→×
以上の結果キョウワジャンヌとグランプリボスは"消し"となりますね
次に古馬陣について
まずはこのレースでは比較的多い2年以上出走している場合
これも2000年以降のデータで見てみましょう
そもそも97.98連覇のタイキシャトルを含めると
2003.2004年のデュランダル
2006.2007年のダイワメジャーと他のG1に比べても連覇する馬が比較的多いと思われます
更にこの3頭以外で1回でも連対実績があり2年以上出走している馬の着順傾向を見てみると・・・
2000年1番人気2着ダイタクリーヴァ→2001年1番人気9着
2000年4番人気5着エイシンプレストン→2001年2番人気2着→2002年3番人気2着
2001年4番人気1着ゼンノエルシド→2002年12番人気14着
2003年2番人気2着ファインモーション→2004年2番人気9着
2004年4番人気2着ダンスインザムード→2005年5番人気4着→2006年3番人気2着
2005年3番人気1着ハットトリック→2006年6番人気8着
2006年11番人気9着→スーパーホーネット2007年4番人気2着→2008年1番人気2着
2007年3番人気5着カンパニー→2008年2番人気4着→2009年1番人気1着
2009年14番人気2着マイネルファルケ→2010年16番人気18着
ではこの馬達
人気と傾向については全く共通項が見当たらないので(マイネルファルケさえ居なければ・・・)
連対している年とそうでない年の差を見てみましょう
まずダイタクリーヴァ
3歳時は比較的普通のローテーション(春クラシックは皆勤し秋は適正距離を求めてマイルへ)
ですが4歳時 つまり連対を外した年は前走のレースは同じですがその前に使ったのは2月の中山記念
という事は2走ボケだった可能性があります(その次のレースを勝っている為)
次にエイシンプレストン
この馬は3歳春を故障で棒に振り先に述べた3歳馬が来る条件を満たしてないせいか最初の年は負けてます
次の年は夏を使って秋1戦目の毎日王冠を勝って参戦で2着 3年目は前走天皇賞(秋)を使って惨敗してますが
その前の毎日王冠安田記念から休養明けで2着と善戦していますつまり
天皇賞(秋)が2走ボケだった可能性と東京2000は適正距離より少し長い可能性もありますね
なので状態がよくなる3戦目で得意のマイルに舞台が変わり2連連続で好走したと考えられます
次はゼンノエルシド
この馬は前走でスプリンターズステークスを使って惨敗してますが
そもそもこのレースが初のスプリントレースだった為敗因は距離不足と断言して良いでしょう
ただしこの馬の使われ方は正直疑問に思える使い方をしており
約3ヶ月の休養明けで8月の条件戦を勝ってから12月中ごろの香港遠征までG1を3戦という使い方をしてます
そしてこの香港遠征で大敗をしてから馬が終わってしまったと言うのが私の考えです
次にファインモーション
この馬の場合は連対した年に前走休養明けで毎日王冠を使って大敗し2走目で連対
次の年は前走に夏の札幌記念を使って休養明けで大敗
ちなみにこの馬条件戦以外の休養明け緒戦は全て負けています
つまり鉄砲が利かない馬だったと考えると辻褄が合いますね
次はダンスインザムード
この馬の3歳時はまず秋の緒戦にG1の秋華賞を負け次に中1週で天皇賞(秋)で2着し連対してます
つまり秋華賞をステップレースとして使ったと考えるとわかりやすいですね
次の年は4着に負けていますが原因は3歳時マイルチャンピオンシップの次に香港遠征をした疲れが取れていなかったのではないか?
と想像できます3歳と5歳時には引退レース以外大敗がない堅実派のこの馬が4歳時だけで
二桁着順2回も記録してますしね そして最後の年は比較的普通のローテーションでレースを使っている(使えた?)ので
着順も前年と違い安定した結果再び連対する事が出来たと考えられます
次にハットトリック
この馬の傾向はゼンノエルシドに近いものがあります
距離適正はスバリ"マイルのみ"1800でも少し長いのでしょう
ですから勝った年はわかりやすくマイルで勝ちそれ以外で惨敗
そして勢いを駆って香港遠征をし勝った所で馬が燃え尽きてしまった・・
ちなみに東京新聞杯を除くとほとんどの勝ち鞍を京都1600mで挙げていることから
"京都巧者"の可能性もありますね
スーパーホーネット
この馬はエイシンプレストンに近いものがありますね
3歳時は春のクラシックの実績がなく秋の対古馬でも実績を残せず結果惨敗
4歳以降は普通のローテーションを使われ(秋2.3戦目で本番)2年連続連対
次は・・問題児その1
カンパニー
この馬は出走した3年全て前走に天皇賞(秋)を使っています
ただし最初の年は天皇賞(秋)が秋1戦目に対してその後の2年は毎日王冠を使ってますので
本番は3戦目になり 着順も天皇賞(秋)と同じ着順でまとめていますが・・・
普通8歳馬なんてそれだけで消しなんですがね・・・・
最後にこいつのせいでブログが長くなった原因
マイネルファルケ
・・・・普通に考えると
・・・・・・なんでこの馬・・・連対出来たんだ?
2年目の惨敗はまぁ理解できます その程度の馬だったんでしょう
まあこの年の勝ち馬が先ほど挙げている8歳馬のカンパニーなので
正直この年を参考にしても馬券取れないんじゃないか?
と思うほど2009年の連対馬は・・・ワカリマセンね






これらの馬が連対している年と負けている年の違い
それは"その馬が実績を出しているローテーションで使われているか?"
つまりこの考え方を今年の2回以上出走している馬に当てはめて見ると・・・
1枠 1番 フィフスペトル
去年はまだ試行錯誤でローテーションを使っていた可能性あり
今年に入ってマイルでは実績を挙げているがそれ以外では結果を出せていない
つまり上に挙げたゼンノエルシドハットトリックに近いタイプと考えられるが
京都巧者のハットトリックは無論ゼンノエルシドすら条件戦とは言え連対実績が"本番前に"あった事に比べて
勝ち鞍が中山マイルに集中しているフィフスペトルが上の2頭のように勝てる可能性は低いと思われる
結果→×
1枠 2番 ダノンヨーヨー
去年の1番人気 しかし鬼門と言われる前走富士ステークスから連対したのはいいが
その後はマイラーズカップの3着が最高着順と今年は結果を出せていない
そして秋の2戦も6着.15着と着順を落としている為一見消しと言いたいのだが・・・
この馬・・去年のこのレース以降"京都マイル"を走ってなかったりしますので
結果→△
2枠 4番 ライブコンサート
3回目の出走になるこの馬ですが前2年と同じローテーションで
全く結果が出てない以上買う要素はありませんね
結果→×
3枠 6番 エーシンフォワード
一見近走成績を見ると惨敗続きで買う要素はなさそうに見えますが
実は去年も似たような惨敗続きの中いきなりこのレースを勝ってます
つまり勝った年と同じローテーション&結果という事が言える以上
消すどころか下手すると重い印すら入れなければならないかも・・
結果→○
5枠10番 スマイルジャック
なんと4回目の出走になるこの馬ですが前3回で最高着順は6着
安田記念を2回3着するぐらいですから実力はあると思うのですが・・
そして肝心なローテーションは最初の年は菊花賞から参戦という・・・
約半分に距離が縮まりますので・・当然のごとく惨敗
ちなみにこの馬も春の実績はダービー2着と十分なのですが
秋に古馬との対戦経験がないまま本番に出走してますのでデータ上でも納得の敗戦といえます
次の2年は全く同じローテーション
今年もそうなら"消し"確定なのですが・・・
今年は安田記念からの直行になってます
この場合参考にするのはスマイルジャック自身の鉄砲実績になりますね
今まで2ヶ月以上の休養明けは7回ありますが
1勝3着1回と・・まぁ鉄砲が得意とは言い切れませんね
更にこの1勝と3着って両方東京新聞杯なのです
そして今までの実績を良く見ると・・・東京競馬場は走る馬だと考えると結論づける事ができます
まぁ父があのウォッカと同じタニノギムレットですからね・・
ちなみにあのウオッカもあれだけG1を勝ってますがほとんどが東京競馬場のもので
京都では結局1勝もしていません(ただしマイルがベストなこの馬が実際に出たら・・・どうだったかわかりませんが)
この状況を合わせてみると
結果→×
7枠13番 サプレザ
海外馬ですが馬主が社台ということもあって今年で3年連続出走となります
そして前2年のローテーションもほぼ同じで夏前後から約1月で1レース使い
このレースの前は同じレースを3回出て勝っている事まで同じ
つまりその結果として3着4着に終わっているので消しとまでは言えない
結果→△
この結果複数年出走組の取り捨ては・・

3枠 6番 エーシンフォワード

1枠 2番 ダノンヨーヨー
7枠13番 サプレザ
×
1枠 1番 フィフスペトル
2枠 4番 ライブコンサート
5枠10番 スマイルジャック
と3頭とお別れ
これで現在の所は
3歳組からの

4枠 7番 イモータルヴァース
4枠 8番 リアルインパクト

5枠 9番 マルセリーナ
×
6枠11番 グランプリボス
8枠18番 キョウワジャンヌ
をあわせると
現在取り上げた11頭中
5頭は消せるという結論になってます
次に残った古馬初出走組を取り上げましょう
現在残っているのは
2枠 3番 シルポート
3枠 5番 エイシンアポロン
6枠12番 ミッキードリーム
7枠14番 レインボーペガサス
7枠15番 ブリッツェン
8枠16番 クレバートウショウ
8枠17番 リディル
以上の7頭ですね
それではこの7頭の中で来るタイプの馬に当てはまるか
過去4歳以降で初出走時に連対した馬を調べてみましょう・・・

ココでタイムアウト
結局徹夜かい・・・
一旦ここで失礼して直ぐに続きを書くとしますか
では本日はコレにて失礼ですが続く。