人生の４分の１の時とかけがえのないめぐり合いをもたらしてくれた居場所へ その２
本日のお話は先週の続き
「ａｍ／ｐｍ」国内から消える…ファミマに転換
読売新聞 12月12日(月)17時27分配信
ファミリーマートは１２日、大阪府内の「ａｍ／ｐｍ」２店舗が１０日に閉店し、
「ａｍ／ｐｍ」の国内店舗がなくなったと発表した。
ファミリーマートは、２０１０年３月にエーエム・ピーエム・ジャパンを吸収合併。
買収時点で１１０７店あったａｍ／ｐｍの店舗のうち、不採算店など３７４店を閉店し、７３３店をファミリーマートに転換した。
国内のファミリーマートの店舗数は１１月末時点で８６９７店となり、セブン―イレブン・ジャパン、ローソンに次ぐ３位。
このａｍ／ｐｍに勤めていた私の思い出というか・・・グチなのか？
さて最後に１０日前の閉店告知とか普通企業としてはありえない対応で閉店を迎えた
ａｍ／ｐｍ○○店
当然そんな企業にはもう関わる事もないと思ってました・・・
所が・・・
閉店した後
違う仕事をしていた私に一本の電話が入りました
電話の主はａｍ／ｐｍの社員の１人
私をスカウトし３度目となる復帰をさせた人でした
当然具体的な店舗名などは言えませんが
その社員の人はその時ある実験店の店長をやっていて
場所柄なかなか人が来てくれないので手伝ってくれないか？
という用件でした
少し考えた後私は・・
「２．３ヶ月なら手伝いますよ」
と答えました
その店舗は所謂開閉店の為に夜勤はなく
オープン時間から閉店時間までというかなり変則的なシフトで
更に私が住んでいる所から電車で約２時間＆歩きで３０分という
とてつもなく離れた場所だった為
正直断る事も考えたのですが
その話が来た直前に"ある出来事"により
仕事がなくなる可能性が高まり
"つなぎ"として引き受けるのもありかなぁと判断した為でした
ちなみに話がそれますが
"ある出来事"とはその時私が登録し働いていた某大手派遣会社が
派遣法違反により最終的に会社自体がなくなった事です
私が前述の電話を受けた時
ちょうどその事件が報道され
それまで付いていた現場が全て一旦凍結され
当然登録していた私にもその連絡があり当面自宅待機をしてくれという話を聞いた初日という
恐ろしくタイミングのいい時でした
その後その会社は数ヶ月後に無くなったのですが当然この時点で私がその事実を知っている訳もなく
凍結解除されまた現場に付けるだろうと思い
"その間のつなぎ"で引き受ける事にしたのです
そして数ヶ月が経ち
その店舗に入っている日数が少ない事と
凍結状態の会社から全く連絡が来ず
さすがに経済的にその会社を待っているわけには行かなくなり
ちょうど約束していた時期にも近づいてきたので
私はその店舗を去ることにしました
そこから数ヶ月間
既に登録していた会社もなくなったので他の仕事を探そうと
色々な職種を探し面接などをしていた時
最初に勤めていたａｍ／ｐｍの店長(兼オーナー)から連絡が来ました
その内容は
「商品発注が出来る昼勤が辞めてしまったので代わりの人が居ないか探している
なので出来れば週１でもいいから入ってもらえないだろうか？」
という内容だったと記憶しています
その話の詳細を既にその店舗で仕事をしていた友達に聞いてみると
「そのせいで店長休みがないですね」
と中々緊急を要する話なのが解りました
そこで悩んだ挙句出した結論は
「土曜日だけでよければ入ります」
という結論でした
週一で固定しておけば求職活動もしやすいだろうと言うのが理由の１つ
もう１つの理由は
それ以上入ってａｍ／ｐｍ以外の仕事が出来なくなるのが怖かったから
最初の店舗が無くなった時に感じていた事だったのですが
この会社も長くない予感がしてました
それは下の立場にも伝わってくるゴタゴタがかなり末期だと言わざるを得ないものが多く
親会社が変わった後は更に酷くなる一方で
その親会社も既に見切りを付け始めていたのが
店舗の中に居るとよく解ったからでした
その後兼任で仕事をしようと色々求職してましたが
条件があう仕事が中々見つからず
たまに見つかってもよりによりって"土曜日勤務必須"などを面接で言われ
泣く泣く諦めたりしていました
そんな姿を見ていた彼女がある時私に言いました
「しばらくａｍ／ｐｍだけにしておけば？」
その言葉の意図が一瞬わからなかった私は
「いや それだと生活できなくなるで」
すると彼女は
「足りない分は私が出すから 最近の疲れ方は見てて辛いからしばらく楽しなさい」
と私の頭を撫でてくれました
この時付き合いだして既に数年が経ち
ソレまでのブログでは書ききれないほどの
"ついてない"私の姿を見ていたからなのでしょうか
確かにその時私の顔にはハッキリと憔悴の色が出ていました
気が付けば面接だけで数え切れない数の会社に落ち
採用された会社はことごとく潰れる様を私の横で目の当たりにしていたからなのでしょうか
しばらく考えた結果
私は彼女のその申し入れに甘える事にしました
そしてしばらく時が経ち
同じシフトに入っていた人が辞めた後
後釜として私の彼女が入ることになり
しばらく土曜日はデート代わりの日々が続きました
(当たり前ですが仕事はちゃんとこなしてました)
そんな幸せな日々でしたが良い事は続くはずもなく
その時期からタブロイド誌はおろか経済誌などでも
ａｍ／ｐｍが身売り先を探しているという話がチラホラと聞こえ始めました
その身売り先は次々と変わっていき
当然内部的には"デマと憶測なので心配しないように"などと言う連絡が伝わっていましたが
元々先行きが危ないなぁと感じていた私は
「次はどこが親会社になるんだろう？」
と考えてました
そしてハッキリした形で表に出てきたのはローソン
その後破談になりファミリーマートに身売りされる事がきまり
その身売りの仕方はかつての"サークルＫサンクス"のような合併という形ではなく
吸収＆消滅である事が現場レベルでも判明し
その時のファミリーマートのスタンスが
ファミリーマートへ変換か？閉店か？の二択であった事から
店長はその職を辞しその店を手放す事になり
こうして私は１０年近くに渡るａｍ／ｐｍとの付き合いに終わりを告げる事となりました
現場から見ていても自業自得な最後としか思えなかった
ａｍ／ｐｍの消滅
ただそのａｍ／ｐｍがあったから
私の今の交友関係と
最も大事な人に巡りあえた事を思うと
やはりこの言葉を言うしかないのでしょう
ａｍ／ｐｍありがとう
人生の４分の１の時とかけがえのないめぐり合いをもたらしてくれた居場所へ 完
